スペインの旅
2017年 12月 25日
発表会終了後の恒例の高速ドイツ脱出旅。
今年はスペインでした。
去年はちなみにイギリス。→ こちら
こんなにドイツに長くいて、スペインに行ったのは初めて。
今までの人生でスペインとのかかわりといえば、中学生で志摩スペイン村に行ったのと、キューバでスペイン語のシャワーを浴びたのと、
今年の夏の帰国で神戸三宮でフラメンコショーを見に行ったのとくらい。。。まあゼロに等しいです
まずはバルセロナ入り。
ついた時にはもう夜だったので、その日はホテルで夕飯を食べて終わり。
TATAKIとあったので頼んでみると、かつおのたたきでした。
着いたとたん魚三昧。
すでにテンション高め。
次の日は早起きしてサグラダファミリアへ。
あと8年で完成らしいので、また8年後に見に行きたい。
すっかり老いぼれた私と、旦那とで笑
その後は、これまたガウディ先生の建物、CASA BATLLO カサ・バトリョへ。
入場チケットをネット購入したほうが5ユーロも安い!ということで、ネットできるカフェ探し。
そこでまた魚をいただく。
ドイツを出たとたん、魚で溢れてる。うれしい。
いきたかったバレエショップがあるのでいってみると、16時30分から開店。
出た!シエスタ!
昼休み長い!
またカフェで時間つぶし。
最後にオペラ「トリスタンとイゾルテ」。
4時間!!
旅の中の4時間は大きい。
迷ったけど、逆にこういうゆったりした気分の時にしか見ることはできないかもしれないので見ました。
結論、劇場を出たら夜の12時を過ぎてた!
さて次の日。
バレンシアへ電車で移動。
パエリアがおいしい!というレストランRaco del Turiaへ、おなかをすかせて12時にGo!
扉を開けると従業員が昼ごはんを食べていた。。。
「お昼は13時30分からです」と言われる。
従業員のお昼が先なのね笑
というわけでカフェで時間をつぶす。
この「カフェで時間をつぶす」のくだり、この旅で何度も出てきました笑
なぜかちっともイラッとこない。不思議なほどすっと受け入れることができました。
だってそうなんだもん、しかたない。
すっかり満腹で、今度はPalau de les arts Reina Sofia ソフィア王妃芸術宮殿へ。
その名前に反して、巨大な虫感が半端ない建物で、博物館を端から端まで見学し、
夜に音楽祭があるというので行くことにしました。
その前に夕食をとっておいたほうがいいかなと思ってあたりを探すも、
レストランの夕食は20時30分から。
おっそ。。
しっかりシエスタしたスペイン人の夕食は遅い。。
バレンシアから飛行機で首都マドリッドへ。
まずはさらっと通過して、電車でドンキホーテの町トレドへ。
ドンキホーテが旅した場所をめぐって風車を見たかったけれど、
バスの時間が遅すぎるため断念。
町の散策に明け暮れました。
電車でマドリッドに戻り、
売り切れているのがわかっているスペイン国立バレエ団の公演をみに劇場へ。
「当日券はありますか?」
「売り切れです」
だよね。。。
「キャンセルありますか?」
「ないです」
だよね。。。
涙目でそれでも待つ。
「ないです」
だよね。
「用があって見れなくなったんだけど、チケットキャンセルできますか?」
(↑と言ってると思う。スペイン語だけど)
!!!!!
天使現る!
「そのチケットかいます!!!」
直接買わせていただいて、ものすごくいい席をゲット。
うわーーーーーーーーーーーーーーーーーい。
バレエとフラメンコが合体した、独自の発展を遂げたスペインのバレエ。
いやあ。。。感動しました。
自国への愛が感じられました。
見る機会がある方はぜひスペイン国立バレエを現地で見てみてください。
客演でドイツで見ることができることがあるのですが、やっぱり現地です!
シエスタで店が閉まっていたり、夜のイベントが多かったり、
なぜか1日1日がとってもゆっくりに感じられ、キューバに行ったときのようなゆったり感を味わいました。
スペイン語のなせる業なのか、たまたまなのか。
あーー本当によい旅でした。
ドイツに戻る前にピカソのゲルニカも見ることができました。
近くに本物が溢れているヨーロッパ。
生きているうちにどれくらい本物に触れられて、感動することができるか。
感動するたびに今日と言う日がありがたく感じます。
おそらくそれらは、私の振り付けやレッスン、日々の私の行動の中に現れてくるだろうと思います。
感動が私を作っている、、のかもしれないです。
みなさま、楽しいクリスマスを!!!
by mihana-ballett
| 2017-12-25 04:34